第3回 新型コロナウイルスによる生活と意識の変化に関する調査(家族編)

~家族による非対面サポートの可能性と限界への気づき~

北村 安樹子

要旨

別居する家族・親族とのコミュニケーション機会の変化

コロナ禍以降、対面機会が減った人は9割超。
 非対面によるコミュニケーション機会は、電話やメール、テレビ電話やビデオ通話とも利用経験者の6割前後で増加。

別居する家族・親族間のサポート経験

コロナ禍以降の、対面サポートの経験者は4割弱。
 電話やメール、インターネット等を通じた非対面サポート経験が上回る。
 経験者が最も多かったのは、電話やメール、インターネット等を通じた「健康への気づかい」。

サポートを提供した相手・受けた相手

提供した相手(50.5%)・受けた相手(41.9%)は、いずれも「自分の母親」が最多。
 提供した相手では「自分の父親」(31.4%)、受けた相手では「兄弟姉妹」(29.7%)がこれに続く。

家族間のコミュニケーション時間やサポートへの意識

6割弱が対面時間の重要性を感じ、電話や画面を介した非対面時間の重要性を上回る。
 「直接会わなくても必要な支援をおこなえる」と感じる人も4割超。

家族間の備えやサポートの必要性等に関する意識

過半数が「直接会えない事態に備える必要がある」と回答。
 6割強が「健康に、気を配る必要がある」と回答。

参考資料

詳細につきましてはPDFをご覧ください。

また、レポート一覧のページ「新型コロナ(生活)」も併せてご参照ください。

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北村 安樹子


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北村 安樹子

きたむら あきこ

ライフデザイン研究部 副主任研究員
専⾨分野: 家族、ライフコース

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