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【1分解説】育児時短就業給付とは?

白石 香織

  音声解説

育児時短就業給付とは、子どもが2歳未満の期間に短時間勤務を選択したことに伴う賃金の低下を補い、男女ともに時短勤務を活用することで、育児とキャリア形成の両立を支援する制度です。2025年4月より施行され、給付額は時短勤務中に支払われた賃金額の10%となります。

同制度は、2023年6月に政府がまとめた「こども未来戦略方針」において、「共働き・共育て」を推進するための具体的な施策の一つとして盛り込まれました。そもそも、育児・介護休業法では勤務時間を原則6時間とする「育児のための短時間勤務制度」が定められています。そのため、労働者は子どもが3歳になるまで短時間勤務を取得でき、企業によっては就学時まで認めています。一方で、この制度を利用した場合、6時間分の賃金しか受け取ることができないため、フルタイム就業時よりも収入が減少してしまうデメリットがあります。

給付については、給付開始前の2年間のうち雇用保険に12ヵ月以上加入していることを条件とし、給付額は時短前の賃金を超えないように調整されます。

この解説は2023年12月に公表した後、2024年12月時点の情報に基づき改訂したものです。

白石 香織


本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。

白石 香織

しらいし かおり

総合調査部 マクロ環境調査G 主席研究員
専⾨分野: 労働政策、国際政策

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