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【1分解説】エッジAIとは?

白石 香織

  音声解説

エッジAI(Edge AI)とは、スマートフォンや家電、車等の端末(エッジデバイス)上にAIを搭載し、リアルタイムで処理を行う技術を指します。従来の「クラウドAI」は、データをクラウドに送信し処理を行うため、通信量・通信コストの増大、プライバシー漏洩、処理スピードの遅延等の課題が指摘されていました。

たとえば、車の自動運転においてエッジAIが活用されています。車のカメラやセンサーが取得したデータをエッジAIが瞬時に解析し、状況に応じて車両を制御しています。これをクラウドAIで行うと、膨大なデータを一旦クラウドに送り、解析した結果を車両に戻すため致命的なタイムラグが生じる可能性があります。エッジAIはこのようなレスポンスタイムの縮小だけでなく、通信量・通信コストの削減、セキュリティ強化をも可能とします。近年、外国語の同時通訳が可能なAI搭載のスマートフォンが開発される等、エッジAIが私たちの生活をより安全に便利にしてくれることが期待されます。

一方、エッジAI導入には課題もあります。高い精度でのAI処理には高性能なデバイスが必要となり導入コストがかかる点、大規模なデータ処理には向いていない点、設計や管理が複雑化しやすい点等が指摘されています。

この解説は2024年1月時点の情報に基づいたものです。

白石 香織


本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。

白石 香織

しらいし かおり

総合調査部 マクロ環境調査G 主任研究員(~24年3月)
専⾨分野: 労働政策、国際政策

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