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2023.09.14
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【1分解説】健康日本21(第三次)とは?
谷口 智明
健康日本21とは、健康増進法に基づいて策定される「国民の健康増進の総合的な推進を図るための基本的方針」のことで、正式には「二十一世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」といいます。2000年度より開始され、2024年度からは、2035年度までを計画期間とする健康日本21(第三次)が展開されます。
次期計画では「全ての国民が健やかで心豊かに生活できる持続可能な社会の実現」をビジョンとし、「誰一人取り残さない健康づくりの展開(Inclusion)」「より実効性をもつ取組の推進(Implementation)」を図ることとされました。そして、ビジョン実現のための基本的方向は、①健康寿命の延伸・健康格差の縮小、②個人の行動と健康状態の改善、③社会環境の質の向上、④ライフコースアプローチを踏まえた健康づくりです。更に、こうした方向に基づき、50項目程度の具体的目標を設定し、中間及び最終評価も行われます。
岸田政権は「新しい資本主義」実現に向けて、人への投資を重視しており、私たち一人ひとりの健康は大切な要素といえます。医療DXの推進や新興感染症も見据えた生活様式への対応等も踏まえ、健康的な生活習慣を身につけ、健康的な環境で生活できるよう、多様な主体の連携協働によって推進することが求められます。
この解説は2023年9月時点の情報に基づいたものです。
谷口 智明
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。