【1分解説】春闘とは?

奥脇 健史

  音声解説

春闘とは「春季生活闘争」の略で、新年度に向けて、労働者側(労働組合)と経営者側(企業)が労働条件について議論・交渉を行うことを言います。「春闘」は労働組合の全国組織である連合が主に使用している名称であり、経営者側を代表する経団連では「春季労使交渉」という名称を使用します。

毎年2月ごろに各企業、産業ごとの労働組合が経営者側に要求を出すことで交渉はスタートします。交渉では労働条件について幅広く議論が行われますが、特に注目を集めるのは給与の動向、すなわち「賃上げ」です。日本では賃金の低迷が続き、足元で物価上昇が私たちの生活に影響を与えるなか、政府も企業に対して積極的な賃上げを呼びかけるなど、例年に増して「賃上げ」に対する注目は高まっています。

近年、連合側と経団連側は「賃上げ」に対して前向きな姿勢を示しており、労使の方向性は近いものとなっています。これからスタートする春闘は、私たちの生活に直結するものとなります。2024年の春闘において、昨今の物価上昇を上回る「賃上げ」を実現できるのかどうか、各企業の判断に注目が集まります。

この解説は2023年1月時点の情報に基づいたものです。

奥脇 健史


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奥脇 健史

おくわき たけし

総合調査部 マクロ環境調査G 副主任研究員(~23年3月)
専⾨分野: 日本経済短期予測(~21年6月)、労働政策、国際経済(21年7月~23年3月)

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