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- 【1分解説】AI Literacy Frameworkとは?
AI Literacy Frameworkとは、初等・中等教育段階で育成すべきAI(人工知能)に関する知識・スキル・態度を体系的に整理した教育枠組みであり、OECDと欧州委員会が共同で策定を進めています。2025年5月にドラフト版が公開され、2026年中に最終版がとりまとめられる予定です。
ドラフト版によると、AIリテラシーは、AIがもたらすリスクと機会の双方を理解し、その利用について有意義かつ倫理的な判断を行う力を、学習者と教育者に与えるものと位置付けられています。AI Literacy Frameworkでは、AIとの主体的な関わり(Engaging with)、AIを用いた創造(Creating with)、AIの管理(Managing)、AIの設計(Designing)の4つの領域にリテラシーが整理され、それぞれについて知識・スキル・態度を効果的に組み合わせた計22のコンピテンシー(資質・能力)が設定されています。たとえば、設計の領域では「 地域社会の課題を解決するために、AIをどのように設計できるかを構想する」といったことが挙げられています。
AI Literacy Frameworkは、2029年からPISA(OECD国際学習到達度調査)の「メディア・AIリテラシー」の評価にも反映される見通しであり、各国のカリキュラム等の参考になることが期待されています。日本でも、人工知能基本計画のもと、AIの日常化が進むと見込まれるなか、こうした国際的な取組みを踏まえ、AI利活用に必要な資質・能力等の具体化が求められます。
この解説は2025年12月時点の情報に基づいたものです。
鄭 美沙
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。

