景気動向指数(2024年2月)

~基調判断が2ヶ月連続の下方修正で「下方への局面変化」に~

新家 義貴

要旨
  • 2月のCI一致指数は前月差▲1.2ポイントと2ヵ月連続の低下。1月に前月差▲3.8ポイントと大幅に低下した後であるにもかかわらず、さらなる悪化となっており、非常に弱い結果。認証不正問題を受けた一部自動車メーカーの工場稼働停止の影響大。
  • CI一致指数の基調判断は「下方への局面変化」へと下方修正。23年4月以降9ヶ月連続で「改善」となった後、24年1月は「足踏み」へと下方修正されていたが、2月は2ヶ月連続での基調判断引き下げに。
  • 先行きは工場稼働再開で持ち直しが見込まれるが、回復ペースには不透明感。CIの水準は当面低い水準にとどまる可能性大。 -3月に僅かでもCI一致指数が低下すれば基調判断は「悪化」に。可能性は低いが留意は必要。

図表を含めた詳細についてはPDFファイルをご覧ください。

新家 義貴


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新家 義貴

しんけ よしき

経済調査部・シニアエグゼクティブエコノミスト
担当: 日本経済短期予測

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