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【1分解説】アンガーマネジメントとは?

髙宮 咲妃

  音声解説

アンガーマネジメントとは、怒りを「なくす」技術ではなく、怒り(一次感情)を「衝動的な言動」に変えないための自己調整スキルのことを指します。特に職場においては、怒りがそのまま出ると叱責・皮肉・無視などにつながり、心理的安全性の低下、離職、チームの生産性低下を招きます。

具体的な アンガーマネジメントの手法としては、①怒りのサインを早期に掴む(心拍が上がる、声が大きくなる、思考が単純化する等を自覚する)、②怒りの反応を遅らせる(「6秒待つ」「一度席を外す」「事実と解釈を分けてメモする」といった行動で、衝動をクールダウンさせる)、③建設的に伝える(相手の人格ではなく行動と影響に焦点を当て、「何が起きたか(事実)、どう困ったか(影響)、どうしてほしいか(要望)」を伝える)等の方法があります。

就業者にとってアンガーマネジメントは、対人摩擦を減らし、評価・信頼を守る「仕事のスキル」と言っても過言ではありません。組織にとっては、ハラスメント予防とコミュニケーションの品質を上げる「人材育成の基盤」にもなり得ます。 

この解説は2026年2月時点の情報に基づいたものです。

髙宮 咲妃


本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。

髙宮 咲妃

たかみや さき

総合調査部 副主任研究員
専⾨分野: well-being

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