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2023.05.15
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【1分解説】国際数学オリンピックとは?
谷口 智明
国際数学オリンピック(IMO:International Mathematical Olympiad)とは、世界中の中等教育課程の生徒(中学生・高校生)が数学の能力を競い合う国際大会です。1959年に初めてルーマニアで開催されました。日本は1990年の中国大会より参加し、以降毎年、国内予選を勝ち抜いた6人の選手団を送っています。
2023年7月には、2003年以来20年ぶりに日本(千葉市幕張)で開催されることとなり、約100の国と地域から1,000人を超える選手たちが来日します。前回2022年のノルウェー大会では、1位中国、2位韓国、日本は8位と健闘しており、日本大会ではさらに上位進出が期待されます。
また、数学以外でも世界の中等教育課程の生徒を対象とした化学、生物学、物理、情報等の国際大会が各国で開催されており、総じて「国際科学オリンピック」と呼ばれています。
なお、生命保険は数学と親和性が高く、統計的手法を用いて、死亡率など多くの不確定な事象を数値化する数理業務のスペシャリスト「アクチュアリー」が、商品開発やリスク管理など幅広い分野で活躍しています。未知の課題を自分の頭で考え解決していく数学的思考能力は、実社会に出てからも大きな財産となります。数学の力で、未来社会を創造する若者のチャレンジを応援したいと思います。
この解説は2023年5月時点の情報に基づいたものです。
谷口 智明
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。