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2025.12.15
国際秩序
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民主主義
【1分解説】誤情報・偽情報・フェイクニュース・陰謀論とは?(民主主義を揺るがす情報ノイズ)
石附 賢実
誤情報・偽情報・フェイクニュース・陰謀論は似て非なるものです。誤情報(misinformation)は、悪意の有無を問わず間違った情報が共有される現象で、善意の拡散がむしろ混乱を招くのが厄介です。偽情報(disinformation)は、人々の認識や行動を意図的に操作するために流される情報工作全般を指し、その一部としてニュース形式の偽情報=フェイクニュースがあります。近年では、実際には事実に基づく報道に対しても、「それはフェイクニュースだ」とレッテルを貼り、都合の悪い批判を退けるためにこの言葉を悪用することもあります。
陰謀論は「世界は裏で誰かが操っている」という「作り話」であり、人間の不安や無力感の受け皿となる点が特徴です。不確実性が高い時代ほど広がりやすく、「秘密の真実を知っている自分」という優越感も加わることで、閉じた世界の仲間意識を生みます。
民主主義は、多様な市民が幅広い事実認識を共有することで成立します。権威主義体制では為政者に都合のよい事実が基盤になりがちです。民主主義体制でも、先の通り「フェイク」とレッテルを貼る為政者が存在します。誤情報・偽情報・レッテル貼り・極端な発信といった情報ノイズが積み重なると、理性的な議論は難しくなります。疑問を持ち、立ち止まり、考える。その習慣こそが、健全な情報リテラシーの第一歩となります。
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この解説は2025年12月時点の情報に基づいたものです。
石附 賢実
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。

