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- 【1分解説】型式認証とは?
型式認証(かたしきにんしょう)とは、国や公的機関による、大量生産される工業製品の品質認証において、個々の製品の検査に代えて、サンプル品、設計、生産体制等を検査することにより、同形式の製品の品質を認証する制度のことです。
人の生命に重要な影響を与えるような工業製品には、品質を保証する公的な認証制度がある場合があります。この際、大量生産による品質の安定した製品を個別に検査することは、検査機関にも生産者にも負担が大きいため、同じ形式のものにつき一括して品質を認証するのが型式認証です。
型式認証は製品により様々な呼び方がされます。自動車、ドローンでは型式認証、汽笛等の舶用品では型式承認、航空機では型式証明と呼ばれます。携帯電話の技術基準適合証明(技適)も基本的に型式認証に依っています。また型式認証と個別の検査を組み合わせるような制度もあります。
型式認証が取れない、あるいは取り消された場合には、製品一つ一つについて検査が必要になり、事実上その製品の販売が不可能になります。このように大きな影響を持つ型式認証ですが、その基準は時に複雑、あいまいとされ、高度なノウハウが必要な場合もあるようです。製品の開発においては、製品自身の品質性能とともに、型式認証対応などの広義の知財戦略も重要な要素となっています。
この解説は2024年5月時点の情報に基づいたものです。
重原 正明
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。

