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- 【1分解説】NFCとは?
NFCとは、Near Field Communication(近距離通信)の略で、タッチ決済等に用いられる、ごく近距離の無線通信のことです。
NFCは13.56MHzという短波帯の電波を使います。通信方式はISO等の国際規格となっており、タッチ決済等に使われるType-A、Type-B、Type-Fと、ICタグに使われるISO15693の合計4規格があります。テレホンカードはType-A、パスポートやマイナンバーカードはType-B、交通系ICカードはType-Fを使用します。
カード類には電源がありませんが、改札機などの読み取り機からの電波を電源に替え、データ通信を行います。一方スマートフォンが他の読み取り機に対しカードのようにふるまうこともできるので、各種カードをスマートフォンに「入れる」ことができます。スマートフォン等の間での双方向通信も可能です。
Type-F規格は日本の通勤ラッシュを考慮した高速性のある規格ですが、世界には普及せず、最近より低速のType-A/Bを使用したクレジットカードによるタッチ決済が日本の交通機関にも導入されつつあります。インバウンド対応の他、コロナ禍後に通勤者が減少したこともその一因かもしれません。今後もNFCの技術は多様に活用されていくことでしょう。
この解説は2026年1月時点の情報に基づいたものです。
重原 正明
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。