【1分解説】磁気きっぷとは?

重原 正明

  音声解説

磁気きっぷとは、鉄道などのきっぷ(乗車券)のうち、きっぷの紙の裏に磁気を蓄えられる物質(磁気素材)を薄く貼り付け、そこに情報を蓄えて改札の際に使用するきっぷのことです。2024年6月、関東の鉄道事業者8社が、2026年度末以降順次近距離用磁気きっぷを廃止し、バーコード印刷のきっぷに代えることを表明しました。

磁気きっぷ導入以前は、きっぷはただの紙で、ハサミで駅ごとに違う形の切り込みを入れて乗車駅を区別する仕組みでした。1967年に生まれた磁気きっぷは自動改札の本格導入に繋がり、改札業務等の省力化が図られました。

磁気きっぷ廃止の主な理由として、改札機の維持コスト、磁気きっぷがリサイクルしにくいことが挙げられています。またICカードの普及できっぷ利用者が減り、高速で処理する必要が薄れたこともあるでしょう。

航空機の搭乗券や高速バスのきっぷではすでにバーコードが使われています。さらに海外ではきっぷをすべてICカード式にする、駅の刻印器で乗客自身がきっぷに刻印を打つ、改札が抜き打ちでのみ行われるなどの方式もあります。

磁気きっぷの廃止は、きっぷの在り方自体を変えていく可能性もあるのかもしれません。

この解説は2024年9月時点の情報に基づいたものです。

重原 正明


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