アジアで生活必需品を中心にインフレ再燃の動き(Asia Weekly(3/31~4/5))

~食料品やエネルギーなどを中心にインフレ圧力が強まる動きが確認されている~

西濵 徹

要旨
  • 韓国:半導体関連の輸出は堅調も、中国向けや欧州向け、日本向けなどで輸出が下振れする展開が続く

  • インドネシア:生活必需品を中心にインフレ圧力が強まるなか、頭打ちが続いたインフレに底打ちの兆し

  • タイ:インフレ率は6ヶ月連続のマイナスも、生活必需品を中心にインフレ圧力が強まる動きがうかがえる

  • フィリピン:生活必需品を巡る物価の動きはまちまちだが、全体的にインフレ圧力が強まる兆しはくすぶる

  • オーストラリア:輸出は一進一退の動きをみせるも底堅く推移、輸入は底入れの動きを強めている模様

  • シンガポール:自動車や家電製品など耐久消費財のほか、高額品や余暇消費などで需要の堅調さを確認

  • 香港:高額品や耐久消費財に対する需要は弱いものの、生活必需品を中心に需要は底打ちの動きを強める

こちらのレポートについては、PDF形式によるご提供となっております。
右上にある「PDF閲覧のアイコン」をクリックしてご覧下さい。

本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。

西濵 徹

にしはま とおる

経済調査部 主席エコノミスト
担当: アジア、中東、アフリカ、ロシア、中南米など新興国のマクロ経済・政治分析

執筆者の最新レポート

関連レポート

関連テーマ