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【1分解説】CCRCとは?

福澤 涼子

  音声解説

CCRC(Continuing Care Retirement Community)は、米国発祥の高齢者向けコミュニティです。日本では、要介護状態になってから高齢者施設に入所するのが一般的ですが、米国のCCRCは健康なうちから移住し、生涯学習やボランティア活動などに従事しながら、アクティブな高齢期を送ることを推奨する暮らしです。介護が必要になった場合でも、自立型住まいから軽介護型住まい、そして介護施設へと、健康状態に応じて住み替えながら、同じコミュニティの中で生涯を過ごすことができる仕組みとなっています。

日本では、2015年に地方創生のための総合的な指針「まち・ひと・しごと創生基本方針」において、「日本版CCRC」構想が盛り込まれました。日本版CCRCは「生涯活躍のまち」と呼ばれ、都市部などの高齢者が自らの希望で地方などへ移住し、多世代交流や地域共生活動に参加しながら、必要な時には医療・介護サービスを受けられるというものです。2025年6月に閣議決定された「地方創生2.0基本構想」では、高齢者のみならず全世代・全員活躍型の「生涯活躍のまち(日本版CCRC)2.0」に進化させていくため、「3年後に全国で100か所の小規模・地域共生ホーム型CCRCの展開」を当面の目標としています。「地方創生2.0」のホームページでは、2025年7月現在、全国の49の取組・検討事例を紹介しています。

この解説は2025年7月時点の情報に基づいたものです。

福澤 涼子


本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。