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- 【1分解説】グローバル・サウスとは?
グローバル・サウス(Global South)には明確な定義や国家のリストがあるわけではありませんが、一般的には「発展途上国」のことを指します。発展途上国の多くが南半球に位置することに由来します。①世界銀行における「低中所得国」や国連の発展途上国の交渉グループ「G77+中国」(現在は130か国以上)、あるいは②冷戦期の「第三世界」(東西陣営のどちらにも属さない国々)の代替的表現、などの解説がみられます。
昨今、米中の覇権争いやロシアによるウクライナ侵略などを受け、民主主義的な国家と権威主義的な国家との間での競争や対立が激しくなるなかで、この文脈において②のニュアンスで使用される傾向にあります。例えば、東南アジア、アフリカ、中南米などの国々が中露など権威主義的と言われる陣営に取り込まれないよう、多くの西側先進国はグローバル・サウス重視の姿勢を打ち出しています。
一方で、グローバル・サウスとされる国々の多くは、それぞれの国益最大化のために欧米・中露のいずれとも「うまく付き合っていきたい」と考えています。インドは2023年1月に“Voice of Global South Summit”を初開催し、同年9月にはG20サミット議長国としてグローバル・サウスの代弁者の立場を明確にするなど、グローバル・サウスの盟主としての影響力強化を狙っています。
この解説は2023年1月に公表した後、2024年1月時点の情報に基づき改訂したものです。
石附 賢実
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。
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