第3回 新型コロナウイルスによる生活と意識の変化に関する調査(コミュニケーション編)

~“新しい生活様式”が生んだ、新しいコミュニケーションの問題~

水野 映子

要旨

感染拡大防止のための“新しい生活様式”実践度の推移

「外出時のマスク着用」「外出後の手洗い・消毒」は、緊急事態宣言の解除直後より微減するも、今も9割近くが実践。
 会話時に人との距離(ソーシャル・ディスタンス)をとる人は、宣言発令直前より増加。

“新しい生活様式”での対面コミュニケーションの問題点

マスクをしている自分の声が伝わりにくい・相手の声が聞こえにくいと感じる人は7割。
 会話の相手との距離や透明な仕切りがあるために会話しにくいと感じる人も過半数。

“新しい生活様式”での対面コミュニケーションへの対応

マスクをして話す時に、表情や発音に気を配る人が4割を超える一方で、無意識に声が大きくなる人は過半数。

オンラインでのコミュニケーションの状況

自分や相手が「顔の映像を出さずに話すこと」があるという人は約4割。

オンラインでのコミュニケーションの問題点

「話すタイミングが難しい」「相手の反応がわかりにくい」と感じる人は約半数。
 特に、相手の顔が見えない場合は、4人に3人がそう感じている。

オンラインでのコミュニケーションへの対応

相手の話に対して「あいづち」「うなずき・ジェスチャー」で積極的に反応を示すことがある人は約4割。

対面に比べたオンラインでのコミュニケーションのしやすさ

「対面よりオンラインのほうがコミュニケーションしやすい」と感じる人は27%。
 特に、オンラインでのコミュニケーション頻度の高い人がそう感じている。

参考資料

詳細につきましてはPDFをご覧下さい。

また、レポート一覧のページ「新型コロナ(生活)」も併せてご参照ください。

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水野 映子


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水野 映子

みずの えいこ

ライフデザイン研究部 主任研究員
専⾨分野: ユニバーサルデザイン

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