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2025.05.15
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【1分解説】就職氷河期世代とは?
谷口 智明
就職氷河期世代とは、バブル崩壊後の雇用情勢が悪化した時期(概ね1993年~2004年頃)に学校を卒業し、就職活動を行った世代を指します。現在はおおよそ40代~50代前半の人が該当し、約1,700万人いるとされています。この時期は企業の新卒採用が大幅に縮小され、有効求人倍率も低迷し若年層の失業率が高まるなど、厳しい雇用環境が続きました。その影響で、現在も不本意ながら非正規雇用や低所得の状態に陥り、経済的・社会的困難を抱えたまま中高年期を迎える人も少なくありません。
こうした課題に対し、政府は2019年に「就職氷河期世代支援プログラム」を策定し、雇用促進やスキルアップ支援を図ってきました。2025年4月には石破総理のもと「就職氷河期世代等支援に関する関係閣僚会議」の初会合が開催され、「就労・処遇改善に向けた支援」「社会参加に向けた段階的支援」に加え、「高齢期を見据えた支援」の三本柱を推進する方針が示されました(資料)。同年6月をめどに具体策を取りまとめ、政府の「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」にも反映させる予定です。就職氷河期世代は、個人の努力だけでは克服が難しい構造的な課題に直面しているケースもあり、高齢期を見据えて安心した生活が送れるよう、具体的かつ包括的な支援が求められます。

この解説は2025年5月時点の情報に基づいたものです。
谷口 智明
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。

