1分でわかるトレンド解説 1分でわかるトレンド解説

【1分解説】ブルーバイオ・グレーバイオとは?

水澤 太一

  音声解説

ブルーバイオとは海洋・水産物分野で活用されるバイオテクノロジーを指します。例えば、少しの餌で大きく育つ魚介類の育種やCO2をより固定化できる藻類の研究などが挙げられます。海洋には陸上にない特殊な環境も多く、多様な環境に適応する生物が持つ能力や性質を活かす研究が進められています。

また、グレーバイオとは環境分野で活用されるバイオテクノロジーです。微生物を活用した排水処理、汚染土壌の浄化などが、その例に挙げられます。従来の物理的・化学的手法と比べて、効率的かつ環境負荷の少ない解決策を提供することが期待されています。

元々、バイオテクノロジーとは「バイオロジー(生物学)」と「テクノロジー(技術)」を組合わせて作られた造語で、これまでにも発酵食品や作物・家畜の品種改良で利用されてきました。近年では、技術の発展に伴い医療、健康、エネルギーなどのさまざまな分野で幅広く活用されています。

最近では、その活用領域を色でイメージすることもあります。上述のブルーバイオ、グレーバイオの他に、健康・医療の分野で活用されるレッドバイオ、農業分野で活用されるグリーンバイオ、化学産業で活用されるホワイトバイオがあります。

この解説は2024年9月時点の情報に基づいたものです。

水澤 太一


本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。