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【1分解説】国際博覧会(万博)とは?

摩尼 貴晴

  音声解説

国際博覧会は、「万博」「エキスポ(EXPO)」などとも呼ばれ、パリに本部を置く博覧会国際事務局が定める条約に基づいて、複数の国が参加して開催される博覧会のことを指します。この事務局によって承認されたもののみが、国際法上「国際博覧会」を名乗ることができ、2025年大阪・関西万博も国際博覧会に位置付けられます。

国際博覧会は、登録博覧会と認定博覧会に大別されます。登録博覧会の開催は5年ごと、開催期間は最大6か月であり、パビリオンの建設は各参加国が行います。一方、認定博覧会は各国政府が登録博覧会の間に開催するもので、開催期間は最大3か月、パビリオンは開催国が用意するなど差異が存在します。

国際博覧会が開催されるたびに、新しい技術・商品が生まれ、私たちの暮らしを便利なものへと変化させてくれました。1853年のニューヨーク万博ではエレベーター、1970年大阪万博ではファミリーレストラン、ワイヤレステレフォン、電気自動車、動く歩道、2005年愛知万博では、ICチップ入り入場券、AED、ドライミストが誕生するきっかけとなりました。「いのち輝く未来社会のデザイン」がテーマの2025年大阪・関西万博。私たちの未来社会にどんな新しいデザインを提案してくれるのでしょうか。

この解説は2023年12月時点の情報に基づいたものです。

摩尼 貴晴


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