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- 【1分解説】リフィル処方箋とは?
2022年度の診療報酬改定により、処方薬の新しい受け取り方として、リフィル処方箋の制度が導入されました。リフィル(refill)とは、英語で「詰め替え」を意味し、リフィル処方箋とは症状が安定している患者について、医師及び薬剤師の適切な連携の下、一定期間内に処方せんを最大3回まで反復利用することができる処方箋のことを言います。
米国カリフォルニア州では1951年、イギリス、フランスでも2000年代から既に導入されており、日本でも医療費の削減や患者の受診負担の軽減などを目的に2022年4月から導入されました。ただし、現時点では活用が進んでいない状況であることから、国の政策方針を定めた骨太方針2024では「活用推進に向けて、阻害要因を精査し、保険者からの個別周知等による認知度向上を始め機運醸成に取り組む」と記載されています。
高齢化に伴い増加する医療費の削減は喫緊の課題です。今ではジェネリック医薬品の利用割合は80%を超える水準となりましたが、その普及には10年以上の年月を要しました。厚生労働省が行ったリフィル処方箋に関する調査では、「制度の内容まで知っている」という患者は30%に満たない状況です。骨太方針2024が指摘しているように、まずは認知度向上を図ることにより、制度の活用が進むことを期待します。
この解説は2023年10月に公表した後、2024年10月時点の情報に基づき改訂したものです。
摩尼 貴晴
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。

