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Well-being『こころの健康と生活習慣』

上代 実志

4月の入社や人事異動などで環境や生活が変化した方も、少し落ち着いてきた頃ではないでしょうか。しかし、気温や湿度の変化が激しいこの時期は、体が順応せず溜まっていた疲れが出てくるなど「最近体調がよくない」と漠然と感じている方もいるかもしれません。実は体の疲れだけではなく、こころに疲れが溜まってきていることも考えられます。

現代は「ストレス社会」と言われるように、ストレスの原因は多様化し、メンタルヘルスの問題が顕著になっています。

こころの病気は誰にでも起こりうるものです。以下のような症状が長く続いたり、日常生活に支障が出ている場合には、早めに専門機関に相談することをお勧めします。

~ストレスのサイン~
【こころ】憂うつ、不安、イライラする、気持ちが沈む、緊張感、無力感、やる気が出ないなど
【からだ】食欲がなくなる、痩せる、寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、動悸がする、息苦しい、血圧が上がる、手や足の裏に汗をかくなど
【行動】消極的になる、周囲との交流をさけるようになる、飲酒・喫煙量が増える、身だしなみがだらしなくなる、落ち着かないなど

こころの病気は自分では気づかない場合もあります。また、自分で不調に気づいていても、こころの病気だと思っていない場合もあります。

周囲の人から見て、以下のような変化があり、日常生活に支障をきたしているように感じた場合には、早めに専門機関に相談するよう勧めてください。

〜周囲の人が気づきやすい変化〜
服装が乱れてきた、急にやせた、太った、感情の変化が激しくなった、表情が暗くなった、一人になりたがる、不満、トラブルが増えた、独り言が増えた、他人の視線を気にするようになった、遅刻や休みが増えた、ぼんやりしていることが多い、ミスや物忘れが多いなど

普段から日常生活に以下のポイントを取り入れることにより、メンタルヘルスを維持し、生活の質を向上させることにつながります。

~生活習慣改善のポイント~
【栄養バランスのよい食生活を心がける】
特に新鮮な果物や野菜、全粒穀物、タンパク質を適切に摂取することで、からだとこころの両方に良い影響を与えます。
【定期的な運動を行う】
適度な運動はストレスを減らし、気分を向上させます。ウォーキング、ランニング、ヨガ、ダンスなど、楽しめる運動を見つけて定期的に行うことが効果的です。
【十分な睡眠をとる】
良質な睡眠はメンタルヘルスを維持する上で非常に重要です。毎晩7〜8時間の睡眠を目指し、寝る前のリラクゼーション時間を確保することも効果的です。
【ストレスマネジメント】
ストレスを感じた時にそれを上手に管理する技術を学ぶことが大切です。深呼吸、瞑想、リラクゼーションを日々の生活に取り入れましょう。
【社会的なつながりを持つ】
友人や家族との良好な関係は、精神面での健康を支えることにつながります。定期的に人と交流を持ち、支援を求めたり提供したりすることが重要です。

自分で解決できないと思ったときは、一人で抱え込まず、早めに産業医や保健師などの医療職へ相談しましょう。また、誰かと話をすることで気持ちが落ち着く場合もありますので、カウンセリングを活用するのも1つの方法です。

上代 実志


本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。