ご案内『完全オーダーメイド型企業向けセミナーのご案内』/編集後記(2021年8月号)

人生100年時代の到来にあたり、社会保障制度の見直しや、価値観の多様化が進むなか、「一人ひとりが望む人生や生き方を実現すること」をサポートするため、弊社では「人生資産」形成に向けたセミナーを提供しております。

弊社のセミナーは企業・団体様の制度・ニーズ・課題に合わせて内容を自由自在にカスタマイズさせることが可能な「完全オーダーメイド型セミナー」となっています。さらに「公平・中立な立場でのご説明」「人生100年時代における各種課題に対応するメニュー」「豊富な実績に基づく実践的な内容」も弊社セミナーの特徴となっています。

さらにLIVE配信などオンラインでの研修にも対応しております。

メニューの詳細やカリキュラム例などについても下記HPに掲載しておりますので、是非この機会にご覧頂くようお願い致します。

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編集後記

世界が新しいコロナウイルスと戦い始めて既に1年半以上が過ぎようとしている。長い戦いになると覚悟はしていたものの、正直ここまで窮屈な時間が続くとは考えていなかった。切り札とされるワクチン接種も進み始め、先行した国々では行動制限等の緩和が進みつつある。

パンデミック以降、世界中でロックダウン等の感染防止対策が採られると同時に、大幅な金融緩和とこれまでにない規模の財政出動が進められた。こうした危機回避策は世界中で効果を発揮したと言っていいだろう。ただ、ワクチン接種が進み経済活動が復活してくると、これまでにない規模の金融、財政の緩和が様々な副作用をもたらすことが懸念されるようになっている。急激な需要回復に伴う物不足からのインフレを懸念する声、財政赤字はこのままで大丈夫か?と心配する声。こうした声は当然だ。緊急事態に対応した政策は、緊急事態が終われば終息させるのが筋だろう。だが世の中は複雑だ。逆にこれだけ世界中が財政、金融をジャブジャブにして、製造業のPMIが過去最高レベルであっても、インフレは極々一部の商品のみだし、財政赤字を心配して超長期の金利が上昇することもなかった。世界は思ったよりも財政赤字に寛容なのでは、というように考える人達もいる。

国内の都合だけであれこれ言ってもはじまらない。今回のパンデミックからの回復過程でも、世界の国々の勢いの差がより明確に出るような気がしている。90年代以降の所謂“経済のグローバル化”は終わったと言われているが、日本は今こそ世界に目を向けてグローバルな視点で自分の位置を確認する必要がありそうだ。議論するのはそれからだ。

(H.S)


本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。