16ヵ月ぶりの縮小圏も根深いインフレ(4月ISM非製造業)   

 ~非製造業部門は拡大モメンタム維持~

桂畑 誠治

要旨
  • 24年4月のISM非製造業景気指数(総合、季節調整値)は、49.4(前月51.4)と市場予想の52.0(筆者予想52.3)への上昇に反して、前月比2.0%ポイント低下し、22年12月の49.2以来、16ヵ月ぶりに50を下回った。活動指数が急低下したほか、雇用、新規受注が低下し全体を押し下げた。
  • ただし、新規受注、活動指数が50台を維持したうえ、拡大した業種数が18業種中12業種(前月12業種)と多く、非製造業は拡大モメンタムを維持していると判断される。インフレ面では、仕入価格指数が高い水準に急上昇しており、根深いインフレ圧力を示した。大半の回答者が「インフレと地政学問題が引き続き懸念事項」と指摘した。

詳細につきましては本文をご覧ください。

桂畑 誠治


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桂畑 誠治

かつらはた せいじ

経済調査部 主任エコノミスト
担当: 米国経済

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