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- 【1分解説】セキュリティ・クリアランスとは?
セキュリティ・クリアランスとは、政府が保有する機密情報へのアクセス許可のために個人の適性を評価する制度です。この制度は、2024年5月に成立した「重要経済安保情報の保護及び活用に関する法律」に基づいています。2025年5月17日から施行される予定で、特に経済安全保障に関連する情報の保護を目的としています。
この制度を通じて、国家機密情報に関わるプロジェクトや先端技術に係る研究・開発への日本企業の参画機会が増えることが期待されています。これまでは他の先進国並みの制度が整備されていなかったために、国際的なプロジェクトに参加しづらいなどの不利益が生じていたとされます。
運用基準案は2024年11月に公表され、企業はこの基準に従ってクリアランス取得の準備を進める必要があります。具体的には、適合事業者として認定されるとともに、従業者について適性評価を取得しなければなりません。
特に防衛や先端技術分野で事業展開している企業はこの制度への対応を急ぐことが求められます。情報の保護とビジネスのしやすさの両方を実現すべく、施行後も政府と民間で連携して制度を成熟させていくことが大切です。

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この解説は2024年2月に公表した後、2025年2月時点の情報に基づき改訂したものです。
石附 賢実
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。

