機械受注統計調査(2024年2月)

~製造業、非製造業ともに大幅な増加で市場予想を上回る~

大柴 千智

要旨
  • 2月の機械受注(船舶・電力を除く民需)は前月比+7.7%と2か月ぶりの増加。製造業、非製造業(船電除く)双方が大幅な伸びとなったことで、市場予想(同+0.7%)を大きく上回った。
  • 想定よりも地震や自動車減産の悪影響からの製造業の持ち直しが早かったことは安心材料であることに加え、非製造業の強さが示されたことも心強い。もっとも、製造業については懸念材料も多く、足を引っ張る要因になる可能性が残る。先行きも弱い製造業、強い非製造業の構図が続くなか、機械受注は先行き緩やかな増加傾向で推移する可能性が高いだろう。
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大柴 千智

おおしば ちさと

経済調査部 副主任エコノミスト
担当: 日本経済短期予測

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