主要経済指標予定(2024年4月29日~5月3日)

経済調査部

要旨
  • 来週公表の3月完全失業率/有効求人倍率は、それぞれ2.5%/1.26倍と予想する。インバウンド需要の拡大等を背景に、サービス業を中心として人手不足感が強まっている。3月も失業率は低水準での推移を予想する。
  • 3月鉱工業生産を前月比+3.7%と予想する。一部自動車メーカーの工場稼働再開により輸送機械工業が持ち直すことで、3か月ぶりの上昇となるだろう。先行きは、欧州や中国向け輸出の低迷による下押し圧力は続くものの、自動車生産能力が5月にかけて正常化に向かうため持ち直しが続く見込み。
  • 3月小売業販売額は前年比+2.0%と前月から上昇率が縮小すると予想。2月に増加した反動もあり、前月比でも小幅減少が見込まれる。物価高の悪影響が残存していることから、財消費は停滞感が強い状態が続いている。
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