- HOME
- レポート一覧
- ビジネス環境レポート
- 【1分解説】マイナ救急とは?
マイナ救急とは、救急隊員が傷病者のマイナ保険証から搬送先の病院選定や応急処置に役立つ情報を迅速に把握し、救急業務を円滑化する取り組みです。救急隊員が専用端末でマイナ保険証を読み込み、氏名や生年月日、病院受診歴、処方薬情報等を確認することにより、傷病者に適した搬送先を選定したり、会話に支障がある場合でも正確な情報を把握することが可能となります。
マイナ救急は、2024年度から一部の地域で実証事業が始まりました。実証事業では、高齢者や意識障害がある際の情報取得や、適切な応急措置、かかりつけ医療機関への搬送等に関して、関係者から有用であるとの声が報告されています。
一方、マイナ救急には法的な課題もあります。患者が意識を失うなどによりマイナ保険証を提示できない場合、警察官は法律に基づき所持品を確認できますが、救急隊員には認められていないため、確認が難しくなります。また、マイナ保険証を手元に準備しやすい自宅に限らず、外出先での傷病にも対応するため、マイナ保険証の携行を呼びかけていくことが重要とされています。
2025年度には全国展開される予定で、準備が整った消防本部から順次開始します。マイナ救急を活用することで、より安心で効果的な救急活動が期待されます。

関連レポート
この解説は2025年4月時点の情報に基づいたものです。
谷口 智明
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。

