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2024.11.18
ライフデザイン
SDGs・ESG
幸せ・well-being・QOL
持続可能な社会(SDGs)
【1分解説】協調的幸福感尺度とは?
村上 隆晃
協調的幸福感尺度とは、他者との関係性や社会的調和を重視した幸福感をアンケート調査で測定するための指標を指します(資料)。この尺度は、内田由紀子・京都大学・人と社会の未来研究院教授、一言英文・関西学院大学准教授によって2014年に開発されました。
協調的幸福感尺度は日本の文化における幸福感の理解を深めることを目的としていますが、日本だけではなく他のアジアや北米、欧州の国々でも概念の妥当性が確認されています。
幸福感の尺度としては国連が毎年3月に公表する世界幸福度ランキングで用いられる尺度が有名です。この尺度は国際標準ともいえるものですが、個人が達成した成果や所有物に基づいて幸福を評価するという西洋的な価値観に基づくものであり、人生のバランスを重んじるアジアでは欧米に比べて低い評価が出る傾向があります。
国連でもこうした問題意識を受けて協調的幸福感尺度に注目し、2022年に「バランスと調和」という尺度の測定を試みました。国連では現在Beyond GDPの議論を2025年にかけて進めており、幸福度をどう測るかは重要な課題の一つです。日本政府としても幸福度の向上を一人当たりのGDP増加と並んでコミットしています。国民が腹落ちして自らの幸福度向上に取り組むためにも、幸福度がどのような指標で測られるかは重要であり、今後の動向が注目されます。

関連レポート
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「世界も注目を始めた東アジアの幸福観~「世界幸福度報告」2022年版より~」(2022年5月)
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「国民の幸せな人生(well-being)を政策目標に~生涯幸福量(WELLBY)という新たな考え方~」(2021年12月)
この解説は2024年11月時点の情報に基づいたものです。
村上 隆晃
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。