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- 【1分解説】逆イールドとは?
逆イールドとは、短期金利の水準が長期金利よりも高くなった状態のことを指します。縦軸に債券の利回り、横軸に債券の満期までの期間を取り、債券の利回りとその残存期間の関係を表したものをイールドカーブといいますが、逆イールドはこれが右下がりになっている状態です。景気が先行き後退局面に陥るシグナルと言われることが多いため、金融市場で注目されます。
通常、イールドカーブは右上がりとなることが多く、これを順イールドと呼びます。債券は、償還までの期間が長いものほど価格変動リスクが大きいという特性を持っています。投資家はそのリスクに見合った利回りを求めることから、長期金利の方が短期金利よりも高い水準であることが一般的です。
一方、インフレ等への懸念から中央銀行が短期金利を大きく引き上げる場合、こうした状況に変化が生じることがあります。金融引き締めにより先行きの景気が悪化すると市場参加者が予想する場合、長期金利は短期金利ほど上昇せず、結果として逆イールドが発生する可能性があります。逆イールドは、先行きの景気に対する金融市場からの警告とも言えるでしょう。実際、逆イールドが発生した後には景気後退に陥るケースが多いため、これを材料として株式市場などが動くことも多くみられます。

この解説は2024年10月時点の情報に基づいたものです。
新家 義貴
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。