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2024.08.15
ライフデザイン
SDGs・ESG
幸せ・well-being・QOL
持続可能な社会(SDGs)
【1分解説】Beyond GDPとは?
村上 隆晃
"Beyond GDP"(GDPを超えて)とは、国内総生産(GDP)だけでは測れない国民が実感する豊かさや幸せを評価するための新しい指標を検討する国連の枠組みを指します。GDPは経済活動の規模を示す重要な指標ですが、生活の質や環境の持続可能性などの側面を十分に反映していないため、これを補完する指標が求められています。
2024年9月に開催された国連未来サミット(Summit of the Future)では、SDGsの達成を促進し、従来のGDPを補完するBeyond GDP指標の策定を合意事項の一つとした「未来のための協定」が採択されました。
Beyond GDP指標は大きく目指すべき「アウトカム」(成果)と、その実現のための持続的な変化の原動力となる「プロセス」で構成されます(資料)。このアウトカムの一番目に「ウェルビーイングと主体性」が挙げられており、ウェルビーイングが三本柱の一つになっています。 二番目の「生命と地球の尊重」は、SDGsのサステナビリティの概念に一致するものと考えられます。三番目の「不平等の縮小と連帯の拡大」も、誰一人取り残さないというSDGsの精神を受け継ぐものです。
国連では「未来のための協定」の採択を受け、Beyond GDP指標策定に関する専門家グループを設置しており、2025年9月の国連総会で成果を発表する見通しです。今後の国連における議論の行方が注目されます。

関連レポート
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「SDGsの次を議論する国連未来サミット~ウェルビーイングが次のグローバル・アジェンダに~」(2023年11月)
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「【1分解説】国連未来サミットとは?」(2023年6月)
この解説は2024年8月に公表した後、2024年11月時点の情報に基づき改訂したものです。
村上 隆晃
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。