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- 【1分解説】プレゼンティーズムとは?
プレゼンティーズムとは、就業しているものの、病気や体調不良により仕事に集中できず、生産性が低下している状態を指します。このような状態は、片頭痛、肩こり、アレルギー、メンタルの問題など様々な原因によって引き起こされます。一方、病気や体調不良のために就業できない状態をアブセンティーズムと言います。いずれも従業員の健康問題として企業経営の大きな課題となっています。米国の研究によると、特にプレゼンティーズムによる間接コストが医療費や欠勤によるコストに比べて非常に大きいことがわかっています(資料)。
プレゼンティーズムは、就業しているがゆえに体調不良を周囲が気づきにくく、通院や休養を促すなどのフォローが難しいという課題があります。経済産業省や厚生労働省もプレゼンティーズムに注目し、オフィス環境の改善や従業員の行動変容を企業に呼びかけています。
「健康経営」の推進にあたっては、病気等で休務している従業員だけではなく、就業している従業員の健康管理という視点も重要です。従業員がより高いパフォーマンスを発揮するためにも、不調を我慢することなく早期に申告し十分な休息を取れるよう、従業員の健康管理を支援していくことが企業に求められます。

【参考文献】
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厚生労働省保険局(2017)「データヘルス・健康経営を推進するためのコラボヘルスガイドライン」
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経済産業省(2015)「平成27年度健康寿命延伸産業創出推進事業 健康経営に貢献するオフィス環境の調査事業 健康経営オフィスレポート」
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Goetzel RZ, Long SR, Ozminkowski RJ, et al.(2004) “Health, absence, disability, and presenteeism cost estimates of certain physical and mental health conditions affecting U.S. employers” 2004
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この解説は2024年6月時点の情報に基づいたものです。
福澤 涼子
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。

