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- 都区部版・消費者物価のコア指標(2026/09)

全指標が加速:特殊要因除く系列はいずれも+3%程度に
本日公表された9月の東京都区部CPIを用いて、日銀が全国CPIを用いて試算している「消費者物価のコア指標」等に準拠する形で、①エネルギー補助金等の政策要因を除いた「特殊要因除く系列」、②東京都区部版の刈込平均、加重中央、最頻値、③日銀が賃金から物価への波及度合いを分析する際に利用した「低変動品目CPI」について計算した。
計算値をみると、生鮮・特殊要因除くは8月:+2.6%→9月:+3.1%、生鮮エネ・特殊要因除くは8月:+2.5%→9月:+3.0%、食料エネ特殊要因除くは8月:+2.1%→9月:+2.8%、刈込平均値(全国ウェイト換算)は8月:+2.0%→9月:+2.3%、加重中央値(全国ウェイト換算)は8月:+1.8%→9月:+2.0%、最頻値は8月:+1.4%→9月:+1.6%となった。また、全国版の低変動品目CPIは7月:+1.2%→8月:+1.3%、都区部では8月:+1.9%→9月:+2.0%となった(以上、いずれも前年比)。
9月はいずれの指標も伸び率が拡大。特に日銀が今年3月から公表を始め、重視しているとみられる「特殊要因除く系指標」の伸び率がさらに拡大した点が目立つ。物価の基調の強まりをうかがわせるものであり、日銀の早期利上げを後押しする内容である。

(参考文献)
星野(2023)「東京都区部版・日銀基調的インフレ率の試算」第一生命経済研究所 Economic Trends
星野(2024)「日銀の「第二の力」指標を再現してみた」第一生命経済研究所 Economic Trends
川本・中浜・法眼(2015)「消費者物価コア指標とその特性 — 景気変動との関係を中心に —」日銀レビュー・シリーズ、15-J-11
白塚(2015)「消費者物価コア指標のパフォーマンスについて」日銀レビュー・シリーズ、15-J-12
尾崎・神保・八木・吉井(2024)「賃金・物価の相互連関を巡る最近の状況について」日銀レビュー 2024-J-2
星野 卓也
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一ライフ資産運用経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
- 星野 卓也
ほしの たくや
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経済調査部 主席エコノミスト
担当: 日本経済、財政、社会保障、労働諸制度の分析、予測
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