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2026.07.22
日本経済
雇用
2025年スポットワーク市場規模の推計
~2025年のスポットワーク市場規模は1,503億円と推計、3年間で約4倍に拡大~
星野 卓也
- 要旨
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- (株)タイミーの事業データをもとにスポットワーク市場の規模を推定。2025年は1,503億円(前年比+26.7%)と、3年で約4倍に拡大。特にスポットワークの広がる「運搬の職業」ではパート・アルバイト労働者の延べ労働時間に占める比率が8.7%に達し、スポットワークが相応に存在感を高めていることがうかがえる。
(※)本稿はタイミー・スポットワーク研究所における筆者執筆レポートを基に作成
(https://spotwork.timee.co.jp/entry/report/marketsize-2025)。
2025年のスポットワーク市場規模は1,503億円と推計
今回、筆者が客員研究員を務める(株)タイミーからスポットワークサービス「タイミー」の事業データの提供を受け、それをもとに近年国内で広がるスポットワーク市場の規模を推計した。推計方法は本稿末で解説している。スポットワークとは、数時間や1日単位など短時間・単発で働く形態であり、スキマバイトとも呼ばれるものだ。スマートフォンのアプリなどを介して企業と労働者のマッチングが行われ、近年その手軽さ、柔軟さなどを背景に急速に広がっている労働形態である。
2025年のスポットワーク市場規模(スポットワークで働く人に対して支払われた総賃金額)は1,503億円と推計される。また、スポットワークの延べ労働時間は12,953万時間に達したと推計される。総賃金額、延べ労働時間ともに2022年対比では約4倍に拡大した。市場規模について各年の成長率をみると、2023年は+96.0%、2024年は+62.5%、2025年は+26.7%であった。マーケットの成熟が進むもとで成長率は低くなっているが、依然として高い伸びが続いているといえる。
また、2025年のスポットワーク延べ労働時間が国内全体の延べ労働時間(正社員やパート・アルバイトを含む)に占める割合は0.13%程度、パート・アルバイト労働者の延べ労働時間との対比では0.9%程度となる。こちらも年々上昇傾向にあり、労働市場においてスポットワークが存在感を徐々に高めていることがうかがえる。
特に、スポットワークの中心職種である運搬(配達や倉庫作業など)、接客・給仕(飲食店やレジャー施設での接客など)、商品販売(コンビニやスーパーでの販売など)の仕事に絞って、パート・アルバイト労働者の延べ労働時間との対比をみると、スポットワーク延べ労働時間はそれぞれ運搬が8.7%、接客・給仕が3.4%、商品販売が1.0%となった。スポットワークが広がっている運搬の職業では特に高い数字となっている。スポットワークが国内の労働市場においても相応に存在感を高めていることがうかがえる。


星野 卓也
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一ライフ資産運用経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。