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2026.05.08
日本経済
経済財政政策
財政・税制
税収の増勢は衰えず
~25年度は昨年末政府見込みの80.7兆円を更に上振れへ~
星野 卓也
25年度税収は政府見込み値を上振れへ
税収が依然堅調だ。財務省から公表された2026年3月末時点の累計税収(2025年度分)は61.8兆円(前年同期比+11.6%、前年同期差+6.4兆円)となった。税目別にみると所得税(前年同期比+22.1%)、法人税(同+18.8%)、消費税(同+3.1%)と主幹3税がいずれも増加。所得税は24年度定額減税の反動増の影響が大きいものの、トランプ関税の中でも法人税が依然堅調であった点が目立つ。また、相続税も前年同期比+10.3%と増加、資産価格の上昇に伴って課税額が増加していることもうかがえる。なお、季節調整値のトレンド(6ヶ月移動平均)でみた直近値は82.9兆円であり、80兆円を明確に上回っている。

25年度税収は次の26年4月・5月の税収をもって確定(7月に決算概要として公表される)するが、現時点での累計値の前年対比増加額+6.4兆円を昨年度決算税収75.2兆円に加えるだけでも81.7兆円となり、年末時点の25年度政府税収見込み(80.7兆円)を上回る。順当にいけば4・5月税収も前年を上回る形で、25年度の税収は82~83兆円台での着地が予想される。
また、現時点での26年度の政府税収見込み(当初予算)は83.7兆円である。イラン情勢の行方に左右される部分も大きいが、26年度の税収もここから上振れしていく可能性が高そうだ。
星野 卓也
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一ライフ資産運用経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。