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2025.04.01
日本経済
景気全般
景気指標(日本)
景気動向指数(2025年2月)の予測
~基調判断は「下げ止まり」で据え置きも、3月分で上方修正の可能性あり~
新家 義貴
- 要旨
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- 内閣府から4月7日に公表される2025年2月の景気動向指数では、CI一致指数を前月差+0.7ポイントと予想する。内訳では、小売業販売額や卸売業販売額、有効求人倍率がマイナス寄与となる一方、輸出数量指数や投資財出荷指数、鉱工業生産指数など輸出・生産関連系列が押し上げ要因となり、全体としては小幅プラスとなるだろう。CI一致指数は3ヵ月連続の上昇が見込まれるが、上昇幅は小さく、まだ一進一退で横ばい圏内の動きを脱したとまでは言えない。米国による関税引き上げにより世界的に製造業部門に悪影響が及ぶ可能性がある点も踏まえると、CI一致指数の先行きについては慎重に見ておきたい。
- CI一致指数の基調判断は「下げ止まり」で据え置かれるだろう。これで10か月連続の「下げ止まり」判断となる。
- なお、その次の3月分では、仮にCI一致指数が前月差0.1ポイントでも上昇すれば、基調判断は「上方への局面変化」へと上方修正されることに注意が必要だ(横ばい以下であれば「下げ止まり」で据え置き)。3月は、春節要因で2月の輸出が押し上げられていた分が剥落することが下押しになる一方、小売業販売額と卸売業販売額では、2月の前年比がうるう年要因の反動により押し下げられていた分が元に戻ることで押し上げ要因になるというプラス材料もあり、CI一致指数が前月差でプラスになるかマイナスになるかは微妙なところだ。鉱工業生産指数や投資財出荷指数などの生産関連系列で、2月に上昇した反動が出やすい分、3月のCI一致指数はマイナスになる可能性の方がやや高いとは見ているが、はっきりしたことは言えない。24年5月(下方への局面変化→下げ止まり)以来の基調判断上方修正となる可能性も意識しておきたい。
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本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。