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- 都区部版・日銀基調的インフレ率の試算(2025/1)
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いずれの指標も加速
以前のレポートで試算した①東京都区部版の基調的インフレ率3指標、②日銀が賃金から物価への波及度合いを分析する際に利用した低変動品目CPIについて、本日公表の1月都区部CPIを用いて計算した。
計算値を見ると、刈込平均値(全国ウェイト換算)は2024年12月:+2.1%→2025年1月:+2.6%、加重中央値(全国ウェイト換算)は12月:+0.9%→1月:+1.1%、最頻値は12月:+1.4%→1月:+1.7%(いずれも前年比)となった。また、全国版の低変動品目CPIは11月:+1.1%→12月:+1.1%、都区部では12月+1.4%→1月:+1.6%となった。いずれの指標も加速する格好となっており、日銀の利上げ路線をフォローする内容といえる。
日銀が賃金との連動性が高いとして直近の展望レポートでも紹介している低変動品目CPIの都区部版についてみると、2025年1月に伸び率加速に影響しているのは新聞代(全国紙)、男子靴のほか、中華そば(外食)、ハンバーグ(外食)、ぎょうざ(外食)など。外食関連の値上げが年明けに相次いだことが、同指標の加速につながっている。

(参考文献)
星野(2023)「東京都区部版・日銀基調的インフレ率の試算」第一生命経済研究所 Economic Trends
星野(2024)「日銀の「第二の力」指標を再現してみた」第一生命経済研究所 Economic Trends
川本・中浜・法眼(2015)「消費者物価コア指標とその特性 — 景気変動との関係を中心に —」日銀レビュー・シリーズ、15-J-11
白塚(2015)「消費者物価コア指標のパフォーマンスについて」日銀レビュー・シリーズ、15-J-12
尾崎・神保・八木・吉井(2024)「賃金・物価の相互連関を巡る最近の状況について」日銀レビュー 2024-J-2
星野 卓也
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
- 星野 卓也
ほしの たくや
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経済調査部 主席エコノミスト
担当: 日本経済、財政、社会保障、労働諸制度の分析、予測
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