2024年1-3月期GDP予測(最終版)

~前期比年率▲1.4%とマイナス成長を予想~

新家 義貴

要旨
  • 2024年1-3月期の実質GDP成長率を前期比年率▲1.4%(前期比▲0.4%)と予測する。4月30日の段階では前期比年率▲1.0%(前期比▲0.3%)と予想していたが、その後公表された経済指標の結果を反映し、予測値を下方修正する。景気は低調な推移が続いており、日本経済が足踏み状態にあることを示す結果になるだろう。
  • マイナス成長の主因は認証不正問題に伴って生じた自動車の大幅減産。自動車販売台数の落ち込みによる個人消費の減少、輸送機器関連投資の減少に伴う設備投資の下押し、自動車輸出の落ち込み等、幅広い需要項目に悪影響が及んだ。加えて、23年10-12月期のGDPを一時的に押し上げたサービス輸出において、大口要因の剥落が生じたことも成長率を押し下げる見込み。
  • 季節調整かけ直しの影響で23年10-12月期がマイナス成長に改定される可能性がある。この場合、23年7-9月期~24年1-3月期にかけて「3四半期連続のマイナス成長」となり、報道のされ方等に影響が生じる可能性があるため注意が必要。

図表等の詳細についてはPDFファイルをご覧ください。

新家 義貴


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新家 義貴

しんけ よしき

経済調査部・シニアエグゼクティブエコノミスト
担当: 日本経済短期予測

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