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- 【1分解説】自らの人生を舵取りする力とは?
自らの人生を舵取りする力とは、予測困難な時代にあって、労働市場の流動化や就業期間の長期化、一人一人の学ぶ時期や進路が複線化するマルチステージの人生モデルへの転換などが進む中で不可欠な力のことです。現在、文部科学省の中央教育審議会では、約10年ごとに実施される学習指導要領の改訂について検討が進められています。自らの人生を舵取りする力は、2025年9月に取りまとめられたその論点整理において、基本的な考え方の一つに掲げられました。
自らの人生を舵取りする力の育成には、一人一人の「好き」(興味・関心)を育み、「得意」を伸ばしながら、それらを原動力として学び全体への動機付けを図っていく取組みなどが必要とされています。今後はその具現化に向けて、論点整理に基づいて、教科ごとに目標や内容等が議論される見通しです。
次期学習指導要領は2030年度以降の導入が見込まれています。そこから10年近く活用されることを踏まえると、自らの人生を舵取りする力は、中長期的な社会像を見据えたうえで、今後一層重要となる資質・能力といえます。これは、次世代を担う子どもたちに限らず、大人にも不可欠なものです。すべての世代の人々が、その必要性や育み方について考え、実践していくことが求められるでしょう。
この解説は2025年11月時点の情報に基づいたものです。
鄭 美沙
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。

