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2025.08.15
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【1分解説】8050問題とは?
谷口 智明
8050(はちまるごーまる)問題とは、80代の親と50代の子どもが同居し、親の年金や資産に依存して生活している世帯で生じる社会問題を指します。特に、子どもが長期間ひきこもり状態にある場合や、病気等により安定した就労が困難で、自立が難しいケースが多い点が特徴です。かつてひきこもりは若者の問題とされてきましたが、当該世代が中高年となり、高齢の親が生活を支える構図へと変化しています。
内閣府の「こども・若者の意識と生活に関する調査(令和4年度)」によれば、40~64歳の有効回答者に占めるひきこもりの割合は2.02%に上り、当時の人口に当てはめると約80万人に達すると推計されます。
親が要介護状態になったり亡くなったりすると、子どもの生活が立ち行かなくなり、孤立や生活困窮に陥るリスクが高まります。また、問題を家族内に抱え込み、行政や地域とのつながりが希薄になりがちなことも事態を深刻化させています。これは単なる家庭の問題にとどまらず、社会全体が抱える「高齢化・孤立・貧困」の一例ともいえるでしょう。解決には、行政による包括的な支援や地域コミュニティによる見守り、医療や就労支援との連携等が不可欠です。今後、「9060問題」へと深刻化する前に、社会全体での継続的な支援体制の整備・拡充が求められます(資料)。

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この解説は2025年8月時点の情報に基づいたものです。
谷口 智明
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。

