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- 【1分解説】TACOとは?
TACOとは米国のトランプ大統領の政策スタンスを皮肉った造語で、「Trump Always Chickens Out(トランプはいつも尻込みする)」の頭文字を取った言葉です。トランプ大統領が、当初は強硬な姿勢を見せるものの、その後に株価や経済への悪影響を懸念して方針の撤回や延期を行う傾向があることを指します。
たとえば、トランプ大統領は4月2日に世界中の国に高関税を課すと発表したものの、株価の大幅下落を受けて4月9日には関税の一部について発動を延期しました。また、中国に対しても、交渉の進展を受けて5月12日に関税率を145%から30%まで一気に引き下げました。このように、当初は強気に出るものの最終的には妥協するという姿勢が繰り返されたことで、投資家や金融関係者の間で「TACO」という言葉が流行しました。
「TACO」は投資戦略にも影響を与えています。トランプ大統領の強硬発言で株価が下落しても、いずれは撤回されて株価が戻る可能性が高いことから、「トランプ発言による下落は買い場」と考える「TACOトレード」と呼ばれる手法も生まれました。
トランプ大統領は現在、日本に対して強硬な発言を繰り返し、圧力を強めています。果たしてこれも「TACO」となるかどうか、今後の動向が注目されます(7月10日執筆) 。
この解説は2025年7月時点の情報に基づいたものです。
新家 義貴
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。
- 新家 義貴
しんけ よしき
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経済調査部・シニアエグゼクティブエコノミスト
担当: 日本経済短期予測
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新家 義貴