【1分解説】ワクチンとは?

重原 正明

  音声解説

ワクチンとは、細菌やウイルスまたはそれらの成分を用いたもので、体内に投与す ることで免疫力を高め感染症に対抗するための薬です。

人間の体には、細菌やウイルスなどの異物が入った際に、抗体という物質を生成し 異物を排除あるいは無害化する働きがあります。この仕組みを免疫といい、ワクチン はこの免疫の力を利用し感染症を防ぎます。

ワクチンには、毒性を弱めた細菌やウイルスを成分とする生ワクチンと、毒性や病 原性を完全に取り除いた細菌やウイルス、またはその抽出物からなる不活化ワクチン があります。さらに近年、細菌やウイルスの遺伝子を利用した DNA ワクチンやメッセ ンジャーRNA(mRNA)ワクチン、遺伝子組み換え技術を使用した不活化ワクチンなど が開発されています。

特にウイルスは変異を頻繁に起こすため、感染症流行時には流行中のウイルスに対 応したワクチンが必要です。また免疫の効果には期限があり、以前は効果が一生続く と考えられていたワクチンでもその後有効期限があるとわかったものもあります。

ワクチン接種により、発熱や倦怠感といった副反応や、まれにアナフィラキシーの ような重いアレルギー反応が生じる場合もあります。持病や妊娠との関係に注意が必 要な場合もあり、ワクチン接種は医師の説明を十分に理解した上で行うことが重要で す。

この解説は2025年1月時点の情報に基づいたものです。

重原 正明


本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。

重原 正明

しげはら まさあき

政策調査部 シニア研究員
専⾨分野: 社会保障・保険・年金、リスク管理・保険数理、会計・開示

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