【1分解説】ボラティリティとは?

重原 正明

ボラティリティとは、株価などの数値の変動、特に短い周期での変動のことです。

株価など金融商品の価格は、時間が経つにつれて変動します。この変動は、短い期間を周期とする変動部分と、長い期間を周期とする変動や一定方向の変動の部分に分けることができます。短周期の変動部分をボラティリティ、長周期や一定方向の変動部分をトレンドと呼びます。短周期と長周期の区切りは、投資目的や投資期間などによって分かれますが、長期の資産形成を考えるのであれば、例えば週単位以下の変動はボラティリティ、月単位以上はトレンドと考えることもできるでしょう。短期の投資を想定した分析では、トレンド成分を無視してすべての変動をボラティリティとみなすことも行われます。

ボラティリティは2つの方法で測定できます。一つは過去の時系列を分析して短周期の変動部分を取り出す方法で、ヒストリカル・ボラティリティと呼ばれます。もう一つはオプションなどの派生商品の価格から、原商品のボラティリティに対する市場の期待値を測定するもので、インプライド・ボラティリティと呼ばれます。

ボラティリティの影響は、定期購入などの時間的分散投資で緩和することができます。長期的な資産形成には、ボラティリティとうまくつき合っていくことが大切です。

この解説は2026年6月時点の情報に基づいたものです。

重原 正明


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