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データで見やすくする経済情勢『住宅購入コストと都心からの距離』

前田 和馬

資料 都心からの距離別に見る住宅購入コストの上昇率(2012年度→2022年度)

図表1 都心からの距離別に見る住宅購入コストの
   上昇率(2012年度→2022年度)

地図左上の「+」「-」を押すと、縮尺を変更することが出来ます。
また、マウスで地図をドラッグすると地図を動かすことが出来ます。
(注)有楽町駅の駅前にある東京国際フォーラム(旧東京都庁舎の所在地)からの距離。
①東京駅、②新宿駅、③品川駅、④横浜駅、⑤吉祥寺駅、⑥大宮駅、⑦船橋駅。
(出所)国土地理院、住宅金融支援機構より第一生命経済研究所作成

住宅価格の上昇が止まりません。全国における住宅購入に必要な資金額は2022年度で3,705万円と、2012年度の3,070万円から21%も上昇しました(住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」における中央値)。こうした価格高騰の要因として、低金利政策による需要の押上げ、人手不足を背景とした建設費高騰に加えて、近年は円安により外国人の不動産購入が活発化していることなどが指摘されています。

住宅購入コストの上昇は東京都心において特に顕著です。東京中心部から10km未満の住宅に限ると、住宅購入の必要資金は過去10年間で35%上昇しました。日銀の植田総裁は2024年3月にマイナス金利を解除するなど、2013年に始まった異次元の金融緩和策から転換する方針を示しています。一般的に利上げは住宅価格にマイナスに作用するといわれており、今後、その影響度合いに地域間の違いが見られるかが注目されます。

前田 和馬


本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。

前田 和馬

まえだ かずま

経済調査部 主席エコノミスト
担当: 米国経済、世界経済、経済構造分析

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