- HOME
- レポート一覧
- 経済指標レポート(Indicators)
- 2025年1-3月期GDP予測(最終版)
- Economic Indicators
-
2025.05.12
日本経済
日本経済見通し
景気全般
景気指標(日本)
2025年1-3月期GDP予測(最終版)
~前期比年率▲1.1%とマイナス成長を予想~
新家 義貴
- 要旨
-
- 2025年1-3月期の実質GDP成長率を前期比年率▲1.1%と予測する。4月30日の段階では前期比年率▲0.7%と予想していたが、その後公表された経済指標の結果を反映し、下方修正する。
- 25年3月分の国際収支統計の結果を反映し、25年1-3月期の実質輸出の予測値を前期比▲0.5%(従来予測値:同+0.4%)、実質輸入の予測値を前期比+2.9%(従来予測値:同+3.0%)へ下方修正する。この結果、外需寄与度の予測を前期比年率▲2.6%Pt(従来予測値:同▲2.0%Pt)へと下方修正している。輸出については、財輸出が足踏みとなるなか、サービス輸出が前期の増加の反動から大きく減少する見込み。輸入は前期の減少からの反動に加え、設備投資関連の輸入が増えたとみられる。
- そのほか、5月9日に公表された3月分の家計調査と家計消費状況調査の結果を反映し、個人消費の予測値を前期比+0.3%と、従来予測値の同+0.2%から小幅上方修正している。
- 実質GDPは4四半期ぶりのマイナス成長が見込まれる。輸出が足踏みとなるなか、輸入が大きく増加したことで外需寄与度が大幅マイナスとなり、成長率を押し下げたとみられる。個人消費は増加を見込むが、これは基礎統計の一つであるサービス産業動態統計による攪乱の影響で実勢よりも押し上げられている可能性が高い。このように内外需とも力強さはなく、日本経済が牽引役不在の状況にあることは変わっていない。均してみれば緩やかな回復傾向が続いているとの評価で良いと思われるが、その足取りは鈍い。
- こうした状況下、4-6月期以降はトランプ関税の悪影響が徐々に顕在化することが予想される。現状、景気腰折れまではメインシナリオとして予想してはいないものの、関税問題による下押し度合い次第では景気後退局面入りとなる可能性も否定できない状況である。
全文はpdfファイルをご参照ください。
新家 義貴
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
- 新家 義貴
しんけ よしき
-
経済調査部・シニアエグゼクティブエコノミスト
担当: 日本経済短期予測
執筆者の最近のレポート
-
実質賃金はプラス継続も、先行きは再び下振れリスク(26年8月毎月勤労統計) ~所定内給与は着実に増加で賃金の基調はなお良好。物価上昇が懸念材料~
日本経済
新家 義貴
-
消費者物価指数(東京都区部・2026年9月) ~特殊要因を除いても強い。財を中心に物価上昇圧力強まる~
日本経済
新家 義貴
-
企業部門の堅調さを再確認(日銀短観・9月調査) ~物価見通しの追加的な上振れはみられずも、インフレ警戒は継続~
日本経済
新家 義貴
-
日銀金融政策決定会合(2026年9月) ~3カ月で追加利上げ、焦点は今後の利上げペースへ~
日本経済
新家 義貴
-
消費者物価指数(全国・2026年8月) ~日用品を中心に値上げ広がる。秋以降は物価上振れの可能性大~
日本経済
新家 義貴