【1分解説】72の法則とは?

永原 僚子

72(ななじゅうに)の法則とは、複利で運用したお金が何年で約2倍になるかを簡便に求める計算方法です。年利(%)×期間(年)≒72という関係が成り立ちます。したがって、約2倍になる期間は72÷年利で求められます。

例えば、年利8%で運用した場合、72÷8=9となるため、資金が約2倍になるまでの期間は約9年と見積もれます。年利3%で運用した場合は72÷3=24となり、約24年で約2倍になります。実際に100万円を年利3%で24年間複利運用すると、

100万円×(1+0.03)24 ≒203万円となり、目安として十分に使えることが分かります。

この法則で期間から年利を計算することもできます。100万円の資金を5年で2倍にしたい場合は、72÷5=14.4となり、年利約14.4%で運用する必要があります。

さらに、この考え方は借入にも簡易的に適用可能です。10万円以上100万円未満の借入に適用される法定上限金利である年利18%で借り入れ、返済しないまま利息が複利で増えると仮定すると、72÷18=4となり、借入残高は約4年で約2倍まで膨らむ計算です。高金利の借入は負担が重くなるため注意が必要です。

72の法則はあくまで概算ではあるものの、「年利と期間」の関係を瞬時に把握できる便利な法則です。

この解説は2026年7月時点の情報に基づいたものです。

永原 僚子


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