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2025.09.16
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【1分解説】ソフトロー・ハードローとは?
重原 正明
ソフトローとは、法令等による拘束力ではなく、関係者の取り決めなどにより、実質上守ることが推奨されるきまりのことです。これに対し、法令等として定められ、守ることが法的に強制されるきまりのことをハードローと呼びます。
ソフトローの例としては、ガイドライン、コード(規範)、民間の自主規制、行政府の法解釈などがあります。ISO規格やガバナンスコードもソフトローです。ソフトローでは、その内容に従う(comply)、または従わない理由を説明(explain)する「コンプライorエクスプレイン」という、いわば例外処理を取り込んだ規定方法を取ることがあります。
ソフトローはハードローの法令等と異なり、細かい規定が可能、変更が容易で実態に合わせやすい、等の利点があります。一方で、客観性に欠け解釈を見ないと内容がわからない場合がある、規定の根拠や決定方法が不明瞭な場合がある、違反者への法的な制裁が困難といった点が、ハードローと比較してのソフトローの欠点として挙げられます。
動きの激しいITや金融の分野などでは、迅速柔軟に対応できるソフトローは不可欠な存在です。ハードロー・ソフトロー双方の活用により、新技術の導入がスムーズに進むなど、生活が豊かになることを期待します。
この解説は2025年9月時点の情報に基づいたものです。
重原 正明
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。