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【1分解説】ZEH(ゼッチ)とは?

加藤 大典

  音声解説

ZEH(ゼッチ)とは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(Net Zero Energy House)の略語です。建物の断熱性能を高めるとともに、高効率な設備を導入することで消費エネルギーを減らす「省エネ」と、太陽光発電などで再生可能エネルギーを創り出す「創エネ」によって、年間のエネルギー収支がゼロとなることを目指した住宅です(資料)。

ZEHのメリットとしては、経済性、快適性、健康効果、災害対策が挙げられます。省エネと創エネで光熱費を抑え、余剰電力があれば売電収入を得ることも可能です。高断熱で外気温に影響されにくくなるので、室温が安定し一年中快適に過ごすことができます。家中の温度差が小さいため、夏の熱中症や冬のヒートショック対策に効果があるほか、適切な施工により結露やカビの発生を抑えやすくなり、健康的に暮らせます。さらに、太陽光発電設備に加えて蓄電池を設置することで、災害時に停電しても電気を使えます。

デメリットとしては、一般的な住宅と比べ初期コストが高くなることや、太陽光発電設備等のメンテナンスが必要になる点などが挙げられます。

2023年度のエネルギー需給実績(確報)によると、日本国内の最終エネルギー消費量の14.8%は住宅が占めています。2050年カーボンニュートラルの実現に向けては、住宅の省エネ化につながるZEHの普及が重要となります。

図表1
図表1

この解説は2025年5月時点の情報に基づいたものです。

加藤 大典


本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。