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【1分解説】GX2040ビジョンとは?

加藤 大典

  音声解説

GX2040ビジョンとは、日本のグリーントランスフォーメーション(GX)に関する国家戦略のことです。

ロシアのウクライナ侵略や中東情勢の緊迫化、DXに伴う電力需要の増加など、将来見通しの不確実性が高まる中、GX投資の予見可能性を高めるため、従前の脱炭素成長型経済構造移行推進戦略を改訂し、2025年2月に閣議決定されました。

GX2040ビジョンでは、GX分野の投資により、革新技術で新たなGX事業が次々と生まれ、フルセットのサプライチェーンがDX等で高度化されたGX産業構造を目指します。GX産業立地政策としてクリーンエネルギーの地域偏在性を踏まえた産業用地と脱炭素電源を整備するとともに、2050年のカーボンニュートラルに向け現実的なトランジションを各国と協調して進め、AZEC等を通じて世界の脱炭素化にも貢献します。また、エネルギー・産業・くらし等の各分野で、分野別投資戦略やエネルギー基本計画等に基づきGXを加速させます。成長志向型カーボンプライシング構想を段階的に進め、2026年度に排出量取引制度を本格稼働させ、2028年度には化石燃料賦課金を導入します。GX推進に伴う労働移動についても、公正な移行の観点から必要な取組を進めます。なお、GX実行会議等で関連政策の進捗報告と必要な見直しが行われます。

GXの実現に向け、本ビジョンに沿った官民一体の取組が期待されます。

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この解説は2025年3月時点の情報に基づいたものです。

加藤 大典


本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。

加藤 大典

かとう だいすけ

総合調査部 主席研究員
専⾨分野: 環境

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