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【1分解説】クリーンクッキングとは?

田村 洸樹

  音声解説

クリーンクッキングとは、従来の燃料(木炭、薪、農業廃棄物等)ではなく、クリーンで安全な燃料(電気、液化石油ガス、バイオガス等)や効率的な調理技術(太陽光調理器等)を用いて行う調理のことです。

発展途上国の農村部や貧困地域で暮らす人びとを中心に、今も世界で約23億人がクリーンクッキングにアクセスできず、環境、健康、社会的負担を強いられています。例えば、木炭や薪等を使い続けることは、その地域の森林劣化、温室効果ガス排出、生物多様性損失につながります。有害な煙が発生する調理方法を続けることは、健康被害にもつながります。さらに、薪集めや非効率的な調理は、家事を担うことが多い女性の自由時間を奪い、教育や雇用格差の要因になります。

クリーンクッキングは、これらの課題解決に資するソリューションとして注目されており、国連開発計画(UNDP)や国際エネルギー機関(IEA)等が積極的にプロジェクトを推進しています。クリーンクッキングの定着には、カセットコンロ等を提供することで恩恵を受ける人びとを早期に増やす短期的な視点での取り組みと、電力等のインフラ整備やその地域の文化・慣習に合わせた調理手法の現代化等の長期的な視点での取り組みの両面が必要だと言えるでしょう。

この解説は2024年11月時点の情報に基づいたものです。

田村 洸樹


本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。

田村 洸樹

たむら ひろき

総合調査部 主任研究員(~25年3月)
専⾨分野: 国際政策、環境・エネルギー

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